組織における役割の一例

組織が持つ代表的な役割とそれらの責任を把握することは、セキュリティ的にも重要である。

セキュリティに関連する役割の一例を以下に示す。

経営陣・上級管理職

以下のような役割があげられる。

  • CEO(最高経営責任者):Chief Executive Officer
  • COO(最高執行責任者):Chief Operating Officer
  • CIO(最高情報責任者):Chief Information Officer
  • CSO(最高セキュリティ責任者):Chief Security Officer
  • CFO(最高財務責任者):Chief Financial Officer

組織の上層部にて、各役割におけるポリシー策定を行ったり、組織に義務を課す。

上級セキュリティ担当者

以下のような役割があげられる。

  • セキュリティマネージャ
  • セキュリティオフィサー
  • セキュリティディレクター

セキュリティ関連の問題について経営陣に助言したり、セキュリティポリシーの作成に携わったりする。

セキュリティ担当者

以下のような役割があげられる。

  • 管理者
  • アナリスト
  • インシデント・レスポンダー

組織内でセキュリティ活動を行う。通常は上級セキュリティ担当者の配下に位置する。

システム管理者・システム技術者

ITシステムの管理者や技術者も、セキュリティ的に

  • システムのセキュリティ設定
  • ネットワークのセキュリティ設定
  • インシデント報告

といった役割を担うことがある。

ユーザー

従業員は厳密にはセキュリティ関連の業務には従事しないが、

  • 安全にシステムを利用する
  • セキュリティに関する契約書に同意する
  • 定期的にセキュリティに関するトレーニングを受ける

といったことを求められる。

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